槍ヶ岳登頂 山行報告               

<山行日> 2023年8月19日(土)~21日(月)

<参加者> 計4名  

<コースタイム>

19日(土)新穂高温泉駐車場(10:00)⇒穂高平小屋(10:50)⇒白出沢出合(11:40)⇒滝谷出合(13:40)⇒
槍平小屋(15;20)

20日(日)槍平小屋(4:30)⇒千丈分岐点(7:10)⇒飛騨乗越(9:25)⇒槍ヶ岳山荘(9:50)⇒槍ヶ岳頂上(11:30)⇒
槍ヶ岳山荘(12:00)

21日(月)槍ヶ岳山荘(5:00)⇒千丈乗越(6:15)⇒千丈分岐点(6:50)⇒滝谷出合(10:15)⇒白出沢出合(11:50)⇒穂高平小屋(12:40)⇒新穂高温泉駐車場(13:45)

                         
19
日(土) 丹波橋駅5時半、Yカーにて出発する。運転はY氏、N氏。途中、養老JC、ひるがのJCで休憩をとりながらも、935分には目的地・新穂高温泉駐車場に着いた。準備を整え槍平小屋を目指して10時にスタートをきる。1時間ほど林道を歩くと穂高平小屋が見える。少し休憩をとり、また林道をモクモクと歩くと、白い石や岩がゴロゴロする白出沢に出る。白出沢を向こう岸に渡り登山道に入った。登山道を1時間ほど歩きチビ沢を横断したら、滝谷避難小屋のある滝谷に出る。滝谷で初めて水が流れる沢に一本橋がかかっていた。滑らないように気を付けて橋を渡った。数日前の台風の影響で沢を渡渉できないのでは?と心配したが、滝谷以外は枯れ沢で安堵した。滝谷で少し休憩をとるが、雨がパラパラ降ってきたので槍平へと急いだ。間もなく雨量が増したので急いでカッパを着用。急登なところや岩場、雨に濡れた木道を小一時間ほど登山道を登り、1520分槍平小屋に到着。行動時間5時間半ほどで槍平山荘に着き、順調な一日目を終えた。  

20日(日) 4時半槍平小屋を出発。キャンプ場わき道を案内どおり槍ヶ岳登山道方面に進む。最初は穏やかなダケカンバの樹林帯を行くも、最終水場を通過した辺りから徐々に勾配が厳しくなってくる。樹林帯を抜け森林限界を超えるとお花畑が現れ、お花に癒されながら槍ヶ岳山荘(3,000m)を目指す。7時に救急箱が設置された千丈分岐点に着いた。「西鎌尾根」への道との分岐だ。少し休憩をとり次の目的地・飛騨乗越へと向かう。千丈分岐から飛騨乗越まで一気に高度を上げていく。ペンキ印や赤いリボンを目印に九十九折れのガレ道を進むと飛騨乗越に出る。飛騨乗越から20分程歩き、ほぼ標準コースタイムどおり950分に槍ヶ岳山荘に到着した。先ずは山荘で入室手続きを済ませたら、さあいよいよ本番、槍ヶ岳(3,180m)登頂である。混雑を想定し、自身の安全を確保できるように安全冠付き簡易ハーネスを装着した。緊張しながらも、圧倒的な迫力の岩や鎖場やハシゴをゆっくり一歩一歩上り詰め、30分ほどで頂上にたどり着いた。ラッキーにも私達の前後に人は誰も居なかった。霧が出ていたとは言えお天気が崩れなかった。頂上を独占でき写真をゆっくり撮ることができた。槍ヶ岳山頂から下りのルートも慎重に一歩一歩、安全カラビナの使用法の実地訓練をうけながら下山できた。下山後は感謝・感動・感激を分かち合い、ビールと酎ハイで乾杯した。 

21日(月) 槍ヶ岳山荘を5時出発。帰途は西鎌尾根から続く千丈乗越から千丈分岐へと下った。見晴らしが素晴らしい千丈乗越で、槍ヶ岳・大槍小槍を最後の見納めに朝食をとった。下りではガレ場・浮石、特に千丈乗越から千丈分岐点までは急傾斜で滑りやすく注意が必要だ。7時に千丈分岐点を出て1015分には滝谷の橋を渡り、チビ谷、白出沢出合の枯れ沢を渡渉し、木道に入り穂高平小屋に出た。1日で3,000mから1,100mまで一気に下るので体力、気力がいる。穂高平小屋に着いた頃にはかなり疲れていたが、ありがたい事にここで、ミルクと宇治金時の「かき氷」を頂くことができた。気を取り直して木道を急ぎ、1345分新穂高温泉駐車場に無事到着した。

  
 
槍の穂先
 
穂先へ登頂!やったー!!
 
穂先の三角点
 
穂先の梯子から見えた槍ヶ岳山荘
 
一歩一歩慎重に穂先から降りました
 
感激の乾杯!
     
滝谷付近で見上げるとあのジャンダルムが・・・


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