大雪山(旭岳・黒岳)とトムラウシ山 山行報告

山行期間 93日(日)~8日(金)56

参加者: 3  

当初大雪山からトムラウシ山への縦走を予定していたが、

    白雲岳避難小屋付近にヒグマが出没情報があり旭岳~黒岳の周回とトムラウシ山ピストンに変更した。

1日目 京都=関空9:00=新千歳=旭岳温泉白樺荘  快晴

初日はレンタカーで旭岳温泉白樺荘泊まり、きれい安いご飯も温泉もいい宿でした。朝食と昼食をおにぎりに(大きくて辛い)

2日目 曇り 宿・ロープウエー=姿見駅6:468:53旭岳9:1910:41荒井岳―11:11松田岳―11:25北海岳―
         13:21
黒岳石室(テント設営)―黒岳ピストンー14:52石室テント場 

6:30発のケーブルで姿見駅へここからは旭岳への登り、噴煙が噴き出す火山を間近に見ながら北海道最高峰旭岳山頂(2291m)に
  到着、風がきつい。ここまでは大勢登ってくる。朝食後東へ向かって下る、荒井岳・北海岳と火山の稜線を進む、
  ここからはほとんど人に合わない。100周年を迎えた黒岳石室到着、さっそく設営。2張りだけだった。
  黒岳(1984m)をピストン。頂上はガスって展望は効かない。層雲峡からロープウエーがあるので登山者は多い。


3日目 雨のち晴 石室天場6:108:35中岳分岐―9:43中岳温泉―12:52姿見駅=ロープウエー=旭岳温泉=旭川(泊)

 雨の中テント撤収、ちょっと沈んだ気持ちで出発。30分も歩くと雨は止んだ。
 雲ノ平は白綿毛のチングルマが一面にどこまでも広がる、開花時期なら他では見られないすごい光景だろう。朽ちた木道を歩く、
 左側は大雪山の硫黄の匂いが漂う御鉢平、地図には有毒温泉とある。北鎮岳はパスして分岐を中岳へと進む。
 途中北鎮岳の西側斜面に黒い物が!動いている!熊だ!それも3頭こちらを見ているがしばらくすると安全範囲と見たか
  悠々と草を食べ始めた。初めてなので見惚れてしまった。中岳分岐を西に取り下れば中岳温泉。地面から温泉が湧き出ている。
 3人で足湯。後はのんびりと稜線歩きを楽しんで姿見駅着。期待した紅葉には少し早かったが、この日のルートはまさに
 「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」であった。夜は旭川で焼き肉。


4日目 旭川=周辺観光=トムラウシ温泉野営場(幕営) 晴れ

今日は移動日、周辺観光。北海道は広い!を実感。道の駅や映画「鉄道員」の舞台となった駅などを見て回り、
 トムラウシ登山口にある東大雪野営場で鹿の歓迎を受けて幕営。本州の地図の感覚で北海道の行程を考えるとえらい目にあいますよ。


5日目 晴 野営場=短縮登山口4:16―カムイ天上―コマドリ沢分岐―8:21トムラウシ公園―天場―9:30トウラウシ山頂10:0010:45トムラウシ公園―11:20前トム平―14:05短縮登山口=野営場(撤収)=東大雪荘(泊) 

 足の保護のため山行を中止した I さんに短縮登山口まで送って頂き、4:15登山開始。樹林の中の緩やかな登りが続く。
 尾根道から下って沢に出合いしばらくするとコマドリ沢分岐(ヤマップの表示は間違っている)
 渡渉を何度か繰り返しまた尾根道に、左には美瑛富士がきれいに見える。視界が広がればそこはトムラウシ公園、
 少し色づいた低木とハイマツ、池塘と火山岩、雪渓が織りなす見たことがない景色に感動。
 強風と気温の低下で寒く感じる岩場を登り、5時間15分でやっとトムラウシ山頂(2141m)ガスがかかって北側の眺望は効かない。
 記念撮影後コーヒータイム冷えた体が温まる。下山はゆっくりしたかったがなぜか早足に。
 I さんが待っているのでTさんが先に下る。10時間かけてやっと2人の待つ登山口に着いた。
 テントを撤収し、温泉が有名な東大雪荘へ泊る。町営だが親切な対応で気持ちがいい。ゆっくり温泉につかった。


6日目 東大雪荘9:00=新千歳空港15:3017:30関空 晴れ

最終日、宿に別れを告げ、郵便局で熊スプレーを郵送し寄り道しながら新千歳空港へ。

 感動の6日間でした。北海道はやっぱりいい!来年は大雪~トムラウシ縦走をやり遂げたい。

  
 
姿見の池と噴煙上る旭岳
 
旭岳山頂
 
北鎮岳西面のヒグマの親子
 
百周年を迎えた黒岳石室 ここでテント泊
 
秘湯 中岳温泉

延々と続く木道 両側一面綿毛のチングルマ
   
トムラウシ野営場にて
 
強風のトムラウシ山頂


トムラウシ公園から望むトウラウシ山
   ホームページに戻る

inserted by FC2 system