中央アルプス・木曽駒ヶ岳 山行報告 (2,956m

山行日  2024年1月6日~7日 天候 曇り 晴れのち吹雪

参加者  3名

  

【行程】6日(土)京阪七条バス停(900)→中央道駒ヶ根IC→菅の台バスセンター→しらび平→駒ヶ岳ロープウェイ・千畳敷駅→ホテル・千畳敷(泊)
7日(日)ホテル・千畳敷(8:06)→宝剣山荘(9:27)→天狗荘(9:45)→中岳(10:11)→木曽駒ヶ岳(10:23)→頂上山荘→(10:51)→ホテル・千畳敷(12:16)→京都

<強風下のピークハント>

16日(土)京阪七条を自家用車で朝9時に出発。

途中、運転を交代しながら昼過ぎには菅の台バスセンターに着く。バスとロープウェイを乗り継いで今日の宿泊地である標高2612mのホテル・千畳敷に到着。高地にありながら、ホテルというだけあって風呂あり、豪華な料理ありでぐっすりと休むことができた。

7日(日)前日の天気予報では、稜線付近は風速2325m/sと台風並の強い風が吹き荒れる、とのことだったので乗越浄土まで行ければいいかな、などと予想していた。しかし、当日の予報では風もだいぶ弱くなり、風速も156m/sと変わってきた。これなら、登頂できそうなので朝食後、アイゼンを装着して8時過ぎに登山開始。千畳敷カールを右側から大きく迂回する冬道で雪崩地帯をかわし、夏道を直登する。すでに先行者が2名いて、ラッセルしてくれているので我々は迷わず、その踏み跡をなぞって進んでいた。しかし、我らがT氏は、「ラッセル泥棒はしない!」との宣言通り、横の新雪を踏みしめて30度はあろうかと思われる斜面を1人登っていく。それでも我々に追いついてきて抜かして行くのだから、その体力には舌を巻く。振り返ると北岳、仙丈、甲斐駒、塩見岳など南アルプス・スター群に混じって富士山もくっきり。乗越浄土に着くとそれまで晴れていて暑かった環境が一変し、強風と寒さにおののくことになった。写真を撮ろうと手袋を外したとたんに指がかじかんで10秒ともたない。

宝剣山荘でいったん体勢を整え、中岳をめざす。吹雪で雪山と登山道の区別がつかず、何度も道を踏み外す。いっこうに風は収まらない。中岳を越えると急な下り坂。その先に頂上山荘と幕営地があるが、吹雪でよく見えない。どこが登山道かよく分からない所を何とか登り切って、1023分やっと山頂へ到着。写真を撮ろうにも寒くて手袋が脱げない。何とかT氏に写真を撮ってもらって、速攻で下山を開始。初登頂のOにとっては慌ただしいピークハントとなった。1216分にはホテルへ下山。 「こまくさの湯」で汗を流し、明治亭で大盛りのソースカツ丼の昼食を食べて帰路についた。

     
     
     


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