皆子山 山行報告 山行日 :10月29日(日) 天候 曇り一時雨と風 参加者 :12名 |
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行程 京阪七条バス停(7:30)→大原道の駅→国道477号線→百井町→大見・尾越 前坂峠・皆子山登山口(9:10)→P897(10:15)→P926(10:35)→皆子山(11:35)(昼食)下山開始(12:10)→P926→前坂峠・下山(14:00) <地図読み能力が試される山> ずっと以前から計画されては、天候不良や倒木の影響などからなかなか出来なかった皆子山登山がようやく実施されることになった。 標高971mと京都府最高峰でありながら、他を圧倒するような展望もなく、その地味な山容から今ひとつ人気がなかった。バスの便も朝1本という不便さだ。CLのOさんから、大見・尾越の前坂峠から山頂を目指すコースが地図読みしながらの最適なルートである、との助言で10月29日に例会を案内すると、申し込み者総勢12人と大所帯になった。朝7:30に京阪七条バス停を出発し9時前に目的地に到着。前坂峠の先で駐車スペースに車を停める。出発時は晴れていたのに雨が降ってきた。夜中に降った雨が残っている感じだった。道路を峠まで戻り、オゴシ201の記号がある電柱のところが登山口になる。雨具を着て登山開始。 看板は無く、時々目印のテープがあるくらいで、地図とコンパスだけが頼りだ。杉木立の間を登っていくとわずかに踏み跡が見える。尾根を登り切ると、方向が変わる。地図にコンパスを当て、磁北線に合わせる。そして進行線を前に向けて歩いていくと似たような尾根が次々と出てきて登山者を惑わせる。右だ!左だ!と議論を戦わせ進路を見極めていく。地図読み初級者にとってはただの線にしか見えない地形図もベテランには謎解きをするような面白さがあるようだ。ピークとピークに挟まれた平たい部分を鞍部といい、左右に谷が迫っている。地図にはそこの部分にだけ針葉樹のマークがある。すると現地には数本の松が立っているのを発見! 標高も合っているので、現在地は地図上のここで間違いない。あちこちで立ち止まっては議論しあうグループが生まれている。そんな行動をしながら11時35分についに971mの皆子山に登頂することが出来た。 武奈ヶ岳の山頂はガスで見えなかったが、琵琶湖や蓬莱山、遠く鈴鹿の山並みは確認出来た。峰床山もあった。山頂での集合写真ではみなさんの笑顔がすてきだ。山頂で昼食後、12時15分に下山を開始して14時ちょうどに前坂峠に下山。あの狭くて荒れた道路で大原に下り、道の駅で休憩と精算を済ませ、解散とした。 計画して良かったと思った。皆子山には他にもいくつかルートがあるので、また時期を変えて挑戦してみたい。 |
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皆子山山頂 |
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