武奈ヶ岳(坊村~西南陵~武奈ヶ岳)

【山行日】 2月18日(日)

【参加者】 8名  

【コースタイム】:御殿山コース

往路:葛川防村駐車場(8:40)、登山口(9:00)、積雪期ルート(10:25)、御殿山山頂(11:50)、御殿山(斜面)昼休憩(12:00(20分間))、西南陵~武奈ヶ岳山頂(13:20

復路:武奈ヶ岳山頂(折り返し)、無積雪ルート(14:50)、登山口(16:20)、駐車場前で解散(17:00

当日の朝、車で現地に向かう途中からポツポツと小雨が振り出していた。既に登山口から地面はしっとり濡れており、最初からレインウェアを着用する。御殿山コースはずっと登りが続き、登り始めの道は所々倒木が横たわっており、上から跨ぎ下にくぐり抜けて通る。登っていくにつれ、地面は徐々にぬかるみ白くガスがかかり見通しが悪くなっていった。2月半ばを過ぎてはいるものの、例年なら積雪がもっとあるはずのところ、ほんの少ししか雪が積もっていないためアイゼンは着けず、しかし道はぬかるんでよく滑るので、かなりのスローペースで歩行。御殿山山頂の手前ぐらいまで来ると、気温が下がり、アイスバーン等もあってさらに滑りやすくなってきたことから、一部の人はチェーンスパイクを着装し、まずは御殿山山頂を目指す。

ほどなく山頂へ到着するが、辺りはガスで見晴らしもなく、風が強く身体が急速に冷えてきたため、山の斜面を少し下り、風当たりの少ない場所で各自昼休憩を取る。これから先はさらに積雪が見込まれることから、大半の人がチェーンスパイクを装着し武奈ヶ岳を目指し出発する。安全性を最優先にゆっくり歩いたことで、時間がかなり押してしまったことから、下山時刻を勘案し、山頂まで”到着するしないにかかわらず13時30分には折り返すこと”でルールを決めた。リーダーの話では、「天気が良ければ御殿山から武奈ヶ岳まですぐそこに見えるので、登山者も励みになり頑張れる。」とのことであったが、ガスにまかれ先が全く見えない状況で、リーダーの「もう少し、もう少し」という掛け声を拍子にして黙々と前進。

疲労も感じられてきた頃、“きっとタイムオーバーとなってしまうだろう”と半ば登頂を諦めかけたが、リーダーが「はい、ここが山頂です。」とあっけなく到着しており、その瞬間に参加者は、歓喜の声を上げた。「(やっと)たどりつけた。」「自分たちだけなら(きっと)諦めていた。」とリーダーにみんなが感謝。記念写真を撮ってすぐに下山。当初の計画では積雪ルートを通る予定であったが、安全性と時間を考え無積雪ルートで戻る。登山道は復路の方がさらにぬかるんできており、滑らないよう慎重に歩くものの、気が付くと靴やレインウェアが泥々になっていた。

悪条件の中、各自のペースで下山途中、中程にいた人が前後と離れてしまい少しの間、道迷いとなってしまった。(ヒヤリハット)

下山した頃には駐車場はガラガラで、私たちが当日最後の登山者であった様子。  
 

坊村 登山口 さあ、元気に出発
   

武奈が岳山頂
 

無事下山しました。
   
     


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